10月17日朝、岩手県北上市の山中――。ハンターの1人がふと空を見上げると、トンビが2羽、川沿いの林の上のある1点をグルグルと旋回していた。

 

「その上にはヘリコプターが大きな音で飛んでいるのに、鳥が離れようとしない。下に何かいるのかと思いました」(ハンター)

 この日、同市和賀町岩崎新田の雑木林の中で、ここから()(とう)川を挟み約50メートル離れた「瀬美(せみ)温泉」の従業員Aさん(60)とみられる遺体が発見され、至近で体長140センチ、体重80キロの雄のツキノワグマの成獣が駆除された。Aさんはプロレス団体の元レフェリーだった。

ツキノワグマは本州、四国に生息

 異変が起きたのは前日午前。警察関係者が語る。

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source : 週刊文春 2025年10月30日・11月6日号