「日本企業が抱える経営課題を特集する会社として、お恥ずかしい限りです」

 

 そう告白するのは、東洋経済新報社の現役社員だ。11月で創業130周年を迎えた老舗出版社で、ある“不祥事”が起きていた。

 同社は「会社四季報」などの発行元である経済出版社。1895年創業と歴史は古く、石橋湛山ら数々の大物言論人を輩出したことでも知られている。

 創業時から刊行する看板雑誌が「週刊東洋経済」だ。同誌編集部で不可解な人事異動があったのは、今年3月のこと。

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source : 週刊文春 2025年12月4日号