証言台に立った女性は、涙で声を震わせた。
「そのとき、『あぁ、この人はもう私の母じゃないんだな』と思いました。母の皮を被った統一教会の信者。母のふりして私に言ってきているんだと思って。でも、母の形をしているから、私は、突き放せなかった……」
シンと静まり返った法廷内に、女性のむせび泣く声だけが響いていた。
奈良県・大和西大寺駅前で安倍晋三元首相が凶弾に倒れてから3年4カ月。10月28日の初公判で、裁判官から罪状認否について問われた山上徹也被告(45)は、消え入るような声でこう述べた。

「間違いありません。すべて事実です。法律上どうなるかは弁護士に任せます」
殺人罪を認めた山上の表情はほとんど変わることなく、裁判は淡々と進んだ。
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source : 週刊文春 2025年12月4日号






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