東京都の小池百合子知事(73)が2月1日、衆院選での複数の自民党候補の応援のため、都内でマイクを握った。そのうち1カ所で小池氏は「国との連絡役、国と都が連携することが地域の皆さんにプラスになることが多々ある。その思いで駆けつけた」と述べた。

 実はこの支援について高市早苗首相に小池氏が「急接近している」との見方が浮上している。というのも昨年12月に決まった与党税制改正大綱に、東京都の地方税収をこれまで以上にほかの地方に配り、税収の偏在を是正する方針が盛り込まれていたからだ。これに小池氏が危機感を抱いて自民側にすり寄った、という説である。都政担当記者は「小池氏は潤沢な税収を元手に子育て世帯などにバラマキ政策を行っている。その税収が減れば、小池人気は落ちかねない」と語る。

 一方、政治部記者は「小池氏は公明党や創価学会を刺激しないよう、応援先を選んでいる」と解説。小池氏が支援に入ったのは例えば東京20区の木原誠二前選挙対策委員長、同18区の福田かおる文部科学大臣政務官らだ。公明の衆院側は中道改革連合に入ったが、参院側や地方議員は依然として公明に所属。その公明は小池都政では与党である。

「20区に中道候補はいない。中道が18区に立てた前武蔵野市長の松下玲子氏は菅直人元首相に近いリベラル派で、公明側が力を入れて支援するタイプではない」(同前)

 小池氏の気遣いは別のところにも表れている。同24区に立つ萩生田光一党幹事長代行に、写真付きの為書きを送ったことだ。

「小池氏は自民都連を牛耳る萩生田氏を無下にはできない。一方、中道は萩生田氏の対抗馬だった有田芳生氏を比例区に回し、有望な若手を立てて本気で戦う構え。小池氏は萩生田氏に為書きで秋波を送りつつも、直接の支援に入らないことで公明・創価学会にも配慮している」(自民党関係者)

小池氏(左)は今年8月で都知事就任10年を迎える

 小池氏は日本新党、新進党、自民党などを渡り歩き、「女性初の宰相」候補だったが、その座には高市氏が収まってしまった。2人は1月22日、官邸で面会。小池氏が「また痩せちゃって」と呼びかけると、高市氏は「そうですか? え〜でも先生も痩せちゃって」と応答した。ネット上では2人のやり取りが注目され、「目が笑っていない」などの反応が寄せられた。

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source : 週刊文春 2026年2月12日号