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横須賀成人式「20歳の蛮行」 改造車で暴走、16対1でリンチ…

警察は出動するも、ほとんど傍観

「週刊文春」編集部
ニュース 社会

「15時半ごろ、車とバイクが汐入駅のバスロータリーに侵入してきたんです。本来ここは一般車両進入禁止ですが、エンジンをふかし、クラクションを鳴らして周囲を威嚇。タクシーやバスの進行を妨害していました」

自身の車を使い、駅前のタクシー通行を妨害した

 横須賀市在住の男性は、目の前で繰り広げられた騒動をこう語る。1月9日に行われた成人式に際し、新成人が改造車で暴走したのである。

明らかに違法改造を施されたオデッセイで暴走
利用客らは、遠巻きから彼らの暴走を眺めている

 横須賀芸術劇場で行われた今年の成人式。式典には、地元選出の小泉進次郎衆院議員も参加した。

式典には地元の小泉進次郎衆院議員も参加。左は上地克明横須賀市長

 実は不良グループはロータリーに登場する前、会場外で乱闘を起こしていた。

「『パンチパーマにしているヤツは喧嘩を売っている』と因縁をつけ、パンチパーマの新成人の男性が16対1でリンチされました。彼は横須賀共済病院に搬送されたようですが、近くにいた大人も止めるどころか『もっとやれ』と煽る始末でした」(新成人の保護者)

 蛮行はとどまるところを知らず、

「周辺の道路を信号無視して走行しては、バスロータリーに戻ってくるのです。警察も来ましたが、注意する程度でほとんど傍観しているだけでした」(冒頭の男性)

撮影している人に対して罵声を浴びせる一幕も

 横須賀市と神奈川県警に成人式会場の外で発生した“乱闘騒ぎ”について問い合わせると、

「新成人同士のトラブルがあり、警察と救急車が来たのは承知しているが、人数や搬送先の病院については把握していない」(横須賀市役所広報課)

「横須賀芸術劇場の外において発生した暴行事案については把握していますが、おたずねの新成人16名が新成人の男性1名に因縁をつけ暴行を図った事案と同一かはわかりません。把握している事件では、負傷者1名が横須賀共済病院に搬送されております」(神奈川県警広報県民課)

 と回答。さらに神奈川県警に対しては、京急汐入駅前で繰り広げられた改造車での暴走行為について「把握しているか」「どのように対応したか」と質問したところ、

「事案については把握しております。回答については差し控えさせていただきます」(神奈川県警広報県民課)

 と回答した。

 門出の日に法を守らず傍若無人なふるまいを見せた若者たち。「祝」という字すら正しく書けない彼らを、「成長した人」とは呼べまい。

のぼりには、新成人たちの名前が誇らしげに輝く

(写真・読者提供)

source : 週刊文春 電子版オリジナル

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