「3年未満の退職が61%」ディオール内部資料を入手

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「週刊文春」編集部
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 仏デザイナー、クリスチャン・ディオールが創立した高級ファッションブランド「ディオール」。20年3月には、木村拓哉と工藤静香の長女Cocomiをジャパンアンバサダーに起用したことでも知られる。

 ファッションの世界を志す若者たちにとっては、いわば憧れの職場でもあるディオール。ところが――。

「主に衣服やバッグなどを扱う日本法人『クリスチャン・ディオール株式会社』では今、入社したばかりの社員が続々と辞めているのです」(社員A氏)

 小誌は今回、〈Human Resources Jan.2022〉と題された全13枚の内部資料を入手した。

「1月12日に行われたオンラインミーティングで共有された人事部の資料です。会議には代表取締役以下、各部署の責任者、各店舗の店長らが参加していました」(社員B氏)

 民間調査会社によれば、ディオールの社員は約400名。多くがストア部門だが、目立つのは、オフィス(本社)部門の退職者だ。内部資料によれば、19年から21年にかけて毎年増加し、3年間で56人が退職。うち、3年未満で退職する社員は61%に及ぶ。資料では〈採用時のミスマッチをなくすことと定着化の強化が必須〉〈役割に対する期待値に入社前後でずれが生じているケースが見られる〉と指摘されている。

経営幹部も共有した内部資料

「アパレルは離職率が高い業界とはいえ、ストア部門ではなく、経営を担うオフィス部門の社員がここまで入れ替わるのは異例の事態。中でも退職者が増加しているのは、経理などを担当するアカウンティング部署です」(社員C氏)

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source : 週刊文春 2022年2月17日号

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