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岸田首相「ああ無策」4つの公約破り ワクチン油断でお飾り大臣、経口薬遅れ…

「週刊文春」編集部
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 「1日100万回までペースアップする事を目指す」

 2月7日、3回目ワクチン接種が一向に進まない焦りから岸田文雄首相が突如口にしたのは、「前総理と同じセリフ」だった。

 昨年11月の会見では、「12月から3回目のブースター接種を始める。感染拡大時に無症状者でも無料で検査が受けられるようにする。ワクチン・検査パッケージを活用することで安心・安全を確保する」と宣言していた岸田氏。だが、

「菅義偉前首相は『1日100万回のワクチン接種』の大号令を出しましたが、当初岸田氏は『前の政権のは1回目と2回目を合わせた数。今は3回目だけだが早いペースで進んでいる』と自信を見せ、具体的数値目標を掲げませんでした。しかしその油断によって、2月末までの高齢者の3回目接種完了が危ぶまれ、2月6日になってようやく、後藤茂之厚労相、堀内詔子ワクチン担当相らとの協議の席で目標設定を指示したのです」(官邸関係者)

 岸田政権が昨年11月12日に発表した「次の感染拡大に向けた安心確保のための取組の全体像」には〈必要とされるワクチンを確保している〉と明記されていた。

岸田首相

 だが2回目との接種間隔を巡って、対応がぶれていく。11月15日にまずは8カ月以上と決定。しかし直後の同19日に開かれた基本的対処方針分科会では、早くも専門家から「8カ月は長すぎる。6カ月に短縮すべき」との意見が相次いだのだ。実は政府が「8カ月」にこだわったのには、ある狙いがあった。

 厚労省関係者が明かす。

「6カ月は実はもっともな意見でしたが、それだとワクチンが足りなくなってしまうので避けたのです」

 分科会メンバーの谷口清州・国立病院機構三重病院院長が語る。

「当時は政府のワクチンの在庫が十分ではなかった。どのぐらい地方に供給されるのかも明確ではなく、こちらから政府に聞いても、そういう情報が明確に来ませんでした。政府は『間隔は6カ月でやります。でも、足りないので、まずはこの量でやります』と正直に国民に説明すべきでした。もしかしたら『ワクチンが足りない』という批判を恐れたのかもしれませんね」

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source : 週刊文春 2022年2月17日号

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