ワクチン打つべきか「7つの疑問」《副反応の死者》《モデルナでいいの?》《接種券が届かない》

「週刊文春」編集部
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 現在、3回目接種を終えた高齢者は13.7%にとどまる。低さの理由は自治体の対応の遅れに加え、やはり高齢者側の躊躇もあるはず。3回目の副反応の程度は。現在打ちやすいモデルナでいいのか。7大疑問に答える。

 

 感染力が強いオミクロン株。従来のマスクや手洗い、3密回避といった感染予防策だけでは感染拡大を防げていない中、特に重症化防止に効果があるとされるのがワクチンの3回目接種(ブースター接種)だ。

 しかし、一方で副反応などへの懸念があるのも事実。打つべきか打たざるべきか――悩める高齢者に向け、7つの疑問を究明する。

Q1 3回目接種はなぜ遅れている?

 日本の65歳以上の高齢者の3回目接種率は13.7%にとどまる(デジタル庁「ワクチン接種記録システム」集計データ 2月7日時点)。自治体別では岡山県の24.0%を筆頭に、佐賀県、愛知県が2割超え。それに次ぐのが東京都の19.7%。逆に、最も低い秋田県は4.7%だ。

 

 当初、3回目接種は2回目完了から原則8カ月以後だったが、オミクロン株感染拡大のため6カ月以後に前倒しが決まった。

 

 だが、日本ワクチン学会の理事で、長崎大学の森内浩幸医師は苦言を呈する。

「医学的には、デルタ株でも6カ月、オミクロン株の登場以降は3カ月で追加接種すべきというのが世界的な指針。『8カ月』という数字に科学的な根拠はありません。もっと早く準備すべきでした。接種会場でワクチンを打つ医師の確保など自治体はやるべきことが多く、急な前倒しの結果、遅れや混乱が生じています」

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source : 週刊文春 2022年2月17日号

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