即位70周年を迎えたエリザベス女王が発表したメッセージが、英国内で波紋を広げている。チャールズ皇太子が即位した際には、カミラ夫人(74)が「王妃」になると言及したのだ。
「カミラは長年、王室や国民の間で“嫌われ者”であったため、この女王の決断が驚きをもって受け止められたのです」(英紙記者)
チャールズとカミラの出会いは1971年に遡る。知人の紹介で出会い、皇太子が一目ぼれ。カミラが婚約目前だったこともあり、王室内で「相応しくない」と反対されたものの、恋愛関係は続いた。カミラは2児を出産し、チャールズも81年にダイアナと結婚。その後も二人の“W不倫”は止まらなかった。
「次第にダイアナとチャールズはすれ違いが増えていく。92年の書籍『ダイアナ妃の真実』で、カミラはダイアナを苦しめた女性として描かれ、英国で最も嫌われる女性となった。翌年にはチャールズとカミラの電話の音声も流出し、ダイアナはカミラを『ロットワイラー犬』とまで言ったという。結局、チャールズは96年に離婚し、カミラもその前年に夫と別れた」(同前)
チャールズの祖母・エリザベス皇太后はカミラを嫌悪し、エリザベス女王に至っては、「邪悪な女性」「いかなる形でも関わりたくない」と言い放ったという。
国民の間でも批判的な意見が殆ど。97年、テレビで「カミラが女王になるか」と問われた3000人の、ほぼ全員が「NO」と答えた。
ダイアナ亡き後は、チャールズは堂々とカミラと公式行事にも参加するようになり、2005年、遂に二人は正式に結婚式を挙げる。
初回登録は初月300円で
この続きが読めます。
有料会員になると、
全ての記事が読み放題
コメント機能も使えます
キャンペーン終了まで
-
月額プラン
1カ月更新
2,200円/月
初回登録は初月300円
-
年額プラン
22,000円一括払い・1年更新
1,833円/月
-
3年プラン
59,400円一括払い、3年更新
1,650円/月
オススメ!期間限定
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。
有料会員になると…
世の中を揺るがすスクープが雑誌発売日の1日前に読める!
- スクープ記事をいち早く読める
- 電子版オリジナル記事が読める
- 解説番組が視聴できる
- 会員限定ニュースレターが読める
source : 週刊文春 2022年2月24日号