新型コロナが登場して、はや2年以上。変異株が猛威を振るうたびに繰り返される自粛生活には、実は隠れた危機がある。それが“のど力”の衰えだ。
池袋大谷クリニックの大谷義夫院長が語る。
「人と会って話したり、食事をしたりする機会が減ると、その分、口やのどを使わないことになります。それが当たり前になると関連する機能が衰え、特に高齢者は“誤嚥”を起こしやすくなる恐れがあります」
誤嚥は、命取りとなる「誤嚥性肺炎」に直結するだけに、高齢者にとっては恐ろしい響きを持つ。
のどの機能が衰え、嚥下機能(飲み込む機能)や、せき込む力が弱くなるとどうなるか。
「特に問題なのは、夜間、寝ている時に口腔内細菌を含んだ唾液や、逆流した胃酸が気管に入ってしまうこと。そのことに気づかない『不顕性誤嚥』が最も深刻で、誤嚥性肺炎の一番の原因となっています」(同前)
加えて飲み込んだ食物、水分などが、誤って肺に繋がる気管に入るという、一般的な誤嚥で誤嚥性肺炎になるケースももちろんある。
初回登録は初月300円でこの続きが読めます(月額プラン)。
年額プランはキャンペーン中!
有料会員になると、
全ての記事が読み放題
-
月額プラン
1カ月更新
2,200円/月
初回登録は初月300円
-
年額プラン
1年更新
およそ833円/月
3月27日㊌~4月10日㊌ 10:00の期間にお申し込みの方限定
期間限定
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。
有料会員になると…
世の中を揺るがすスクープが雑誌発売日の1日前に読める!
- スクープ記事をいち早く読める
- 電子版オリジナル記事が読める
- 解説番組が視聴できる
- 会員限定ニュースレターが読める
source : 週刊文春 2022年2月24日号