〈亀山氏の行為は当社社長として許されるものではないと判断しております〉
2月10日にテレビ朝日が突如発表した亀山慶二社長(63)の事実上の“解任”。その背景には――。
テレ朝スポーツ局では昨年8月、緊急事態宣言下で五輪中継の打ち上げを決行し、女性局員が階段から転落する事故を起こしていたことが発覚。さらにスポーツ局員が五輪のための非売品ピンバッジを転売したり、イベント担当部長が不倫相手の部下との飲食費用を経費精算していたことも小誌報道で明るみにでた。続発する不祥事を受けて昨年12月、局は再発防止を目的に検証委員会を設置。
「委員会はスポーツ局関係者に聞き取り。その過程で亀山氏の不正が明らかになったのです」(社会部記者)
亀山氏は82年に入社。営業畑を歩んできた。
「早大時代にはゴルフ部でならし、腕前はプロ級。奥様は元社員です。営業局時代はデータ主義で、社長になった今も『数字が載った資料を持ってきて』が口癖」(営業局時代の同僚)
社内評価を押し上げたのがスポーツ中継だった。
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source : 週刊文春 2022年2月24日号