オミクロン株は既にピークアウトしたといわれる。
新規陽性者数の1週間平均は約8万2000人(2月20日時点)。前週からは約5000人減と約2カ月半ぶりに減少に転じたが、それでも第5波のピークだった2万人台を遥かに上回っている。高齢者を中心に重症者、死亡者の状況は、予断を許さない。
一体コロナは、いつ安心できる状況になるのか?
一番わかりやすい指標は、やはり新規感染者数の推移だろう。厚労省専門家会合の脇田隆字座長は、「2月上旬にはピークを越えたと考えている」と記者会見で語った。
公立陶生病院感染症内科主任部長の武藤義和医師はいう。
「患者数が減れば当然、入院患者、重症者、死亡者も減る。東京都の場合、たぶん感染者が1万人を切ったあたりで『少し安心』という人が出てくるでしょう」
実際に2月21日は8805人と、1カ月ぶりに1万人を切った。
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source : 週刊文春 2022年3月3日号