オミクロン“新変異”BA.2の“実力” 感染力アップ、肺に影響

「週刊文春」編集部
ニュース 社会 医療

 オミクロン株がもたらした第6波はピークアウトしつつある日本。しかし、次なる感染再拡大の火種になりかねないのが「ステルスオミクロン株」こと「BA.2」だ。従来型のオミクロン株(BA.1)の亜種で、その感染力はBA.1を上回るとされる。

 その脅威は、どの程度のものなのか。

 

 2月25日の東京都のモニタリング会議で、BA.2の感染者数が報告された。その数、計30人。そのうち25人が市中感染とみられる。ゲノム解析に時間を要するため、実際にはもっと感染者が出ている可能性も指摘されている。

 市中感染は神奈川や大阪でも確認されており、BA.2は確実に我々の足下に忍び寄っているのだ。

 専門家がBA.2を警戒するのは、感染力が高いからだ。医療ジャーナリストの森田豊医師が語る。

「東大医科学研究所によれば、感染力はBA.1の1.4倍。京大の西浦博教授らは、BA.2の実効再生産数はBA.1より18%高いと公表している。まだ数字に幅はありますが、BA.1より高い感染力を持つのは確実です」

 実際、BA.2の感染力の高さは、諸外国で実証済みだ。

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source : 週刊文春 2022年3月10日号

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