《告発者は排除》維新最高幹部、暴力団交際「お咎めなし」に新写真

「週刊文春」編集部
ニュース 社会 政治

 小誌が報じてきた公益社団法人「秋田犬保存会」を巡る問題。代表理事(会長)を務める日本維新の会・遠藤敬国対委員長(53)は、ついに告発者を――。

 2月26日、衆院第一議員会館の5階会議室で保存会の聴聞会と理事会が開かれた。議題は、小誌2月17日発売号の記事だ。佐野茂審査員が昨年12月の本部展で、T審査部長に席順を一方的に決定されたと実名告発。上位は、遠藤氏と近しい人物が関係する犬だった。佐野氏以外にも3名の審査員が取材に「充分な審査ができず、合議もなかった」旨を認めている。

要職を担い続ける“最高幹部”

 小誌は両会議の音声データを入手。聴聞会には遠藤氏のほか、理事や一部の審査員が出席していた。その中で遠藤氏はT部長を「審査員の中で最も見識がある」と称賛。加えて、遠藤氏と近いとされる理事から「遠藤会長は歴代ナンバーワン」との発言も飛び出した。

 和やかな雰囲気は、佐野氏への聴聞から一変する。

「保存会には自浄能力がない。会員のため、会のために文春の取材を受けた」

 そう語る佐野氏に、遠藤氏は自らこう指摘したのだ。

「審査の話を外部に出したのは服務規程違反になる」

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source : 週刊文春 2022年3月17日号

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