独裁者プーチンがひた隠しにしてきた“機密情報”。謎に包まれる長女と次女の実像から、側近財閥オリガルヒの正体、外相と愛人の只ならぬ関係、ロシア軍苦戦の理由、そして悪夢のシナリオまで。総力取材で緊急報告する!
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天蓋付きのベッドが置かれた寝室。バスルームは大理石で、トレーニングルームには柔道用の畳が備え付けられている。舞台つきの小劇場に、バーやカジノまで。床面積は約1万8000平方メートルを誇り、建設費は推定1400億円――。
これは、昨年1月に野党指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏によって暴かれた“独裁者”が暮らすとされる宮殿だ。

ウクライナ侵攻という世紀の蛮行を引き起こしたプーチン大統領。多くの市民を犠牲にする傍ら、自身や家族、側近からなる“プーチン・ファミリー”は、権力の中枢でどんな生活を送っているのか。その実態は長らく鉄のヴェールに覆われてきた。だが近年、野党指導者の調査などで全容が明らかになりつつある。
プーチンが決して明かされたくない「極秘ファイル」を紐解いていこう。
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冒頭の“プーチン宮殿”に加え、15年に暗殺された野党指導者ボリス・ネムツォフ氏らの調査報告によれば、プーチンは航空機を43機、ヘリコプター15機、ヨット4隻を所有。高級腕時計のコレクションは11本で、そのうちの1本は世界最高級とされるA.ランゲ&ゾーネのトゥールボグラフ。約2400万円だ。
かように贅を尽くすプーチン。13年に離婚が公表されたリュドミラ夫人との間には2人の娘がいる。
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source : 週刊文春 2022年3月24日号