「早く辞めれば? あなたみたいな頭の悪い人に教えたくありません!」
と言って机に資料を叩きつける教員。過呼吸を起こしたり、吐き気でトイレに駆け込む生徒には「あてつけがましい」と吐き捨てる。
これはドラマのワンシーンではない。看護学校の生徒が実際に見た光景である。
教員によるパワハラで1年生の4割が中退したと報道された、千葉県木更津市の木更津看護学院。医師や看護師の指示で診療補助を行う、准看護師を養成する2年制の学校だ。准看護師は近年、介護施設や老人ホームでの仕事など、需要は高まっている。
事件は生徒が県に訴えたことで発覚したが、学校側は「パワハラの事実はない」と県に回答。だが――。
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source : 週刊文春 2022年3月31日号