「店長は上司から日常的にパワハラを受けていました。いつも疲れ切った様子だったのですが、こんな惨(むご)い形で亡くなるとは思わなかった。死の理由を有耶無耶にされたくないのです」
小誌にこう告発するのは、大手寿司チェーン店「無添くら寿司」で働く現役の従業員である。
激しい炎と立ち昇る黒煙――。4月1日の午前4時20分頃、山梨県甲府市にある「無添くら寿司」の駐車場に停められた乗用車から突如、火の手が上がった。
近隣住民が語る。
「爆発音で目が覚めました。慌てて外を見ると車が燃えていた。橙色の火が凄まじい勢いで車内から上がっており、中に人がいるかを確認できるような状態ではありませんでした」
騒然とする未明の住宅街。消防車3台、パトカー3台が駆け付け、約30分後にようやく鎮火された。
「車は全焼。助手席側から性別不明の遺体が発見されました。4月6日になって山梨県警は焼死体を甲府市内在住の30代男性と発表。事件性はなく、自殺と見られます」(社会部記者)
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source : 週刊文春 2022年4月28日号