行楽シーズン本番! 獲れたて新鮮な海産物を楽しめて、景色もご馳走な港の食堂を訪れてみよう。首都圏から東北まで。注目5軒は、家族連れでも一人でも満喫できる魅力に溢れている。(撮影・志水隆)
※新型コロナウイルスの影響により、営業時間、定休日が変更になる場合があります
岩手県 大船渡|海の幸ふるまいセンター
地元の海産物を安く、お腹いっぱい食べてほしいとの思いから、水産加工会社が2017年にスタートさせた。2年かけてじっくり育てられた牡蠣は「豊穣牡蠣」と名付けられ、大ぶりの身に濃厚な味が凝縮された人気の一品。三陸産の帆立とともに溶岩石を使用した焼台で焼いていくと、芳香が漂い食欲をそそる。海鮮丼は旬の魚を約10種類も使用。この日はマグロやエビとともに、旨味の強いナメタガレイやソイなど、漁場に近いお店ならではの魚も。丼1つで三陸の味を丸ごと楽しめる。
岩手県大船渡市大船渡町字笹崎3-6
(☎)0192-22-8310
(営)11:00〜18:00(L.O.)
(休)水
福島県 小名浜|うろこいち
1989年の創業以来、可能な限りいわき市内で水揚げされた“常磐もの”にこだわる。一押しは、店主が旬の魚を厳選した刺身定食。地場産のタコ、カツオ、ヒラメのほか、マグロやボタンエビ等が皿いっぱいに盛られ、一切れの大きさに店の気心が窺える。目の前にある小名浜港で水揚げされたカニの身を贅沢に使い、出汁をたっぷりと含んだ味噌汁も滋味深く、身体に染み渡る。
福島県いわき市小名浜字栄町66-40
(☎)0246-54-1233
(営)9:00〜16:00 (休)火、水
※祝日の場合営業し、翌日が休み
宮城県 気仙沼|港町レストラン鮮
地域で親しまれる“ハーモニカ”は、メカジキの背びれの付け根の部位を指す。270グラムとボリューム満点だが、フワフワの食感に加え醤油、みりん、酒を加えた甘辛いタレがよく絡み、ご飯が進むこと請け合い。ラーメンには気仙沼ならではのフカヒレを大胆に載せる。ラーメンスープとフカヒレスープを合わせ、とろみをつけた優しい塩味と柔らかい麺が絶妙にマッチ。
宮城県気仙沼市港町2-13
(☎)0226-29-6231
(営)10:00〜19:30(L.O.)
(休)不定
神奈川県 湯河原|福浦漁港 みなと食堂
真鶴駅から徒歩で約15分、美しい景観の漁港に隣接するのがこちらの食堂である。相模湾近海で獲れた金目鯛は煮る時間を少なめにしているのがポイント。身の脂を損なうことなく上品な風味を実現し、アジフライや刺身も載ったバラエティに富んだ定食だ。刺身定食はマアジやマダイの中に、モチモチした食感がクセになるカナガシラなど、珍しい魚が入るのも醍醐味。
神奈川県足柄下郡湯河原町福浦浜109-2
(☎)0465-20-7005
(営)11:00〜14:30(L.O.)
(休)水※月に2回火・水の連休あり
千葉県 館山|心の一品 相浜亭
南房総は全国でも有数の伊勢海老の漁獲量を誇る。こちらの店では贅沢に丸ごと1匹使った天丼を提供。カラリと揚がったピーマン、玉ねぎのかき揚げ、ナスに特製のタレをかけ、プリッと甘みのある伊勢海老を中心にハーモニーを生む。味噌汁には相浜港特産のワカメが散らされ、海老の殻を割ればそこにはまろやかなミソがたっぷり。余すことなく堪能できる。
千葉県館山市相浜235
(☎)0470-28-2345
(営)10:00〜17:00
(休)水
source : 週刊文春 2022年5月19日号