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コロナ回顧本が空前の炎上 西村康稔の止まらぬ自己愛

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「週刊文春」編集部
ニュース 政治

 ここまで酷評ばかりの回顧本も珍しい。安倍、菅両政権で政府のコロナ対策を担った自民党の西村康稔前経済再生相(59)が上梓した『コロナとの死闘』が大炎上している。5月11日に幻冬舎から発売されるや否や、アマゾンには批判的なレビューが殺到。23日時点で517件の評価のうち、最低評価の星一つが全体の93%を占める。新たに投稿しようとすると、「通常ではない投稿状況が確認された」などの理由で、レビューが一部制限されている異常事態だ。

灘高、東大法、旧通産省出身のエリート

 まずもって、タイトルを批判する投稿が目立つ。例えば、「行き過ぎた自粛強要で多くの現役世代が自殺したにも関わらずタイトルが“死闘”とは」「経済を殺しておきながら何が死闘なのか」。感染抑止を重視する専門家に近い西村氏は、経済活動再開を優先させたい菅義偉氏ら政権幹部とたびたび衝突した。感染抑止と経済活動とのバランスは確かに難題だったが、西村氏の場合、自粛強要の強権的手法が目立った。象徴は酒類提供を続ける飲食店に、金融機関から圧力をかけさせようとした一件だ。与党の反発で即撤回したが、「西村氏の地金である“上から目線”がもろに出ていた」(政治部記者)。

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source : 週刊文春 2022年6月2日号

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