「僕たちにもチャンスがほしかった。逮捕された以上教員は続けられないだろうから、次はみんなで先生を助けようって話していた直後でした。先生を救えなかった。そこが一番悔しい」
教え子は涙を堪え、恩師との別れを悔やんだ。
5月21日未明、東京都練馬区立中学校の英語教諭・石井武秀容疑者(37)が自ら命を絶った。
「自宅から4㎞ほどの高層団地から飛び降り、倒れていたところを5時25分頃、通行人が発見し、死亡が確認された」(捜査関係者)
石井容疑者はトイレ掃除をサボっていた男子生徒を注意したのち、肩を組んで体を触るなど、わいせつな行為をしたとの疑いで18日に逮捕。スキンシップのつもりだったと容疑を認め、20日夜に釈放されたばかりだった。
都内の私立大を卒業後、都の中学教諭となった石井容疑者。5年以上勤めた前任校を後に、当該中学へは昨年4月に異動した。
だが、元教え子たちの語る石井容疑者は、“わいせつ教諭”とは様相を異にするものだった。前任校の元生徒が語る。
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source : 週刊文春 2022年6月2日号