反ワクチン政党に震える取材記者、マークする公安

「週刊文春」編集部

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 広場を埋め尽くす聴衆が熱狂する中、記者は震えた。

「私の周りのコミュニティの数千人の人たちは誰もワクチンを打っていません」

 6月20日、JR中野駅前で、こう力説したのは政治団体「参政党」の神谷宗幣事務局長(44)だ。

 参政党の設立は2020年。ユーチューブなどネットでの発信で、支持を広げている。政治部記者の解説。

「参院選では全45選挙区に候補者を擁立。反ワクチンを掲げ、既存政党とマスコミへの批判が目立つ。5万人以上の党員と4億円以上の資金が集まったと公表し、有料のタウンミーティングの券も売れている」

参政党共同代表の赤尾由美氏(参政党HPより)

 元吹田市議で、12年の衆院選には自民党から出馬した神谷氏を中心とした5人のボードメンバーにより運営。だが、現体制になるまでには紆余曲折があったという。参政党関係者の話。

「当初は保守系ユーチューバーのKAZUYA氏や、菅義偉前首相と親しい政治アナリストの渡瀬裕哉氏らも参加。だがやがて、『陰謀論についていけない』と脱退していった。たとえば、共同代表で現役歯科医の吉野敏明氏は『新型コロナは波動で打ち消して無力化できる』などと主張。元幹部の一人は『参政党について公安から話を聞かれた。日本版のQアノン(米国の陰謀論勢力)と捉えているようだ』と話していた」

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source : 週刊文春 2022年6月30日号

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