「(雑誌上で)どのような扱いになるのか、頭が痛いですね……」
先週小誌が報じた公明党衆院選候補者の無修正性交動画の違法公開問題。事態をいち早く知った山口那津男代表は周囲にこう懸念を漏らしたというが、いやはや近年の体たらくといったら……。
公明党といえば「クリーンな政治」を標榜してきた。
「公明党では結党3年目の1966年、当時の佐藤栄作内閣を解散総選挙に追い込んだ黒い霧事件での追及が今も語りつがれています。昨年作成された政策パンフレットにも『政界浄化』のスローガンが記されている通り、『清潔な政治』が重要な理念です」(政治部記者)
当然女性問題にも厳しい。
「公明党の選挙は支持母体である創価学会が実働部隊で、特に女性部はその中核。彼女たちが知人や友人へ投票を依頼するF票獲りを展開します。女性部はカネの問題や女性スキャンダルへの嫌悪感が強い」(同前)
だが、その女性部が嫌うハレンチな騒動が近年続いている。例えば前々回の衆院選直前の2017年9月、当時復興副大臣だった長沢広明参院議員が、クラブホステスに議員宿舎のカードキーを貸与した上、宿泊させていた不倫疑惑を小誌がスクープ。長沢氏は小誌発売前に離党届を提出し、議員辞職した。その直後に、今度は比例近畿ブロックから出馬予定だった樋口尚也元衆院議員が、同様に女性との不倫疑惑で離党し、出馬を辞退した女性醜聞2連発があった。ハレンチ議員の極北は、「公明党のホープ」と呼ばれた遠山清彦元財務副大臣だ。
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source : 週刊文春 2022年6月30日号