メーガン妃のいじめ報告書 非公表が「妥当」とされる訳

THIS WEEK「国際」

近藤 奈香
ニュース 国際

 メーガン妃の英王室職員への“いじめ疑惑”で、波紋が広がっている。きっかけは英『タイムズ』紙の、2021年3月の報道だ。

「メーガン妃のいじめで、『職員二人が退職に追い込まれ、もう一人も不安な状況だ』と、ジェイソン・クナウフ報道官(当時)が18年10月、王室に窮状を訴えたメールが掲載された。メールには、『Xさん(職員名)への態度は看過しがたい』『公爵夫人は誰かを攻撃していなければ気が済まない』などと記されており、記事ではその他、いじめを目撃した職員の証言なども紹介されていた」(英紙記者)

 オプラ・ウィンフリーがヘンリー王子とメーガン妃にインタビューした番組の放送直前だったこともあり、世界中のメディアが挙って問題を取り上げた。元職員の中にはPTSDの症状を訴える者もいたという。

夫妻でNetflixの番組に出演予定

 そして報道の翌日、英王室は内部調査に乗り出したことを公表。調査費用はエリザベス女王が負担することにもなったのだ。

 メーガン妃は広報担当者を通じて「悪質なデマ」「自分もいじめの標的になった者として、人格攻撃を悲しく思う」と報道を否定。だが実は、『タイムズ』紙報道の前から“いじめ疑惑”は取り沙汰されてきた。

「17年の婚約発表直後、側近が職員への態度を改めるよう苦言を呈すと、メーガン妃は『甘やかすのは私の仕事ではない』と発言。結婚式直前にはキャサリン妃を泣かせたとされる。18年12月には、女王に17年間仕え、メーガン妃の秘書を務めたサマンサ・コーエン氏が退職したことが判明した」(前出・記者)

 英『デイリー・テレグラフ』紙によると、18年の結婚以降、秘書、ボディガード、子守など、少なくとも12人が退職。多くが1年未満で辞めており、極めて“異例”のことだ。

2カ月99円で
この続きが読めます。

有料会員になると、
全ての記事が読み放題

2024GW 特大キャンペーン 誰でも月額プラン最初の2ヶ月99円 4/24(水)〜5/7(火)10:00
  • 月額プラン

    99円/最初の2カ月

    3カ月目から通常価格2,200円

    期間限定

  • 年額プラン

    22,000円一括払い・1年更新

    1,833円/月

※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。

有料会員になると…

世の中を揺るがすスクープが雑誌発売日の1日前に読める!

  • スクープ記事をいち早く読める
  • 電子版オリジナル記事が読める
  • 解説番組が視聴できる
  • 会員限定ニュースレターが読める
有料会員についてもっと詳しく見る
  • 0

  • 0

  • 0

source : 週刊文春 2022年7月7日号

無料ニュースレター登録はこちら

今すぐ登録する≫

期間限定キャンペーン中!月額プラン2カ月99円

今すぐ登録する≫