7月16日、全国で新型コロナウイルスの1日当たり陽性者数が過去最多となる11万人超を記録した。オミクロン株が広がった第6波が緩やかに収束していく中、第7波が到来したのである。
埼玉県にある「ふじみの救急病院」のPCR検査場前では、発熱患者が列をなしていた。
「1カ月前は10パーセント以下だった陽性率が50パーセントになり、既に第6波のピーク時を超えました。1日に800人以上を診察しますが、今のスタッフの人数では、とても対応しきれません」(ふじみの救急病院・鹿野晃院長)
置き換わりが進むオミクロン株の派生型「BA.5」は従来型の「BA.2」よりも感染力が強い。鹿野院長は、このペースで感染拡大が続けば、医療逼迫は起こると断言する。
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source : 週刊文春 2022年7月28日号