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「420万振り込みますね」東証上場システナ会長の“パパ活”写真

「週刊文春」編集部
社会 企業

 7月19日午前9時、神奈川・逗子マリーナは雨だった。客室数わずか11室の「マリブホテル」3階の最上級スイートルーム。白いガウン姿の初老男性は、窓際の椅子に腰かけ、ヨットハーバーを見つめながら、傍らの女性と親しげに言葉を交わしていた――。

ホテル玄関で出迎えを受けるA子さん

 正午過ぎ、男女はチェックアウト。白いシャツに着替えた男性は、駐車禁止のカラーコーンを足で蹴ってずらすと、黒のベントレーの運転席に乗り込む。ホテルの玄関で黒い帽子とワンピース姿の女性を助手席に乗せ、マリーナを出発した。

逸見会長(会社HPより)

 荒天にもサングラスを外さずにハンドルを握るこの男性は、東証プライム上場の大手IT企業「システナ」の代表取締役会長、逸見愛親(へんみよしちか)氏(66)である。

ベントレーで逗子のホテルを出た二人

 同社は企業向けのシステム開発をはじめ、ITサービスを手広く担う、連結従業員5400人の企業だ。近年の業績も好調で、2022年3月期の売上高は652億円(前期比7.2%増)、純利益は59億円(同20.5%増)と増収増益となっている。

「1988年に日本初の対戦型オンラインゲーム『麻雀クラブ』を開発して注目を浴び、その後は携帯電話向けのソフト開発を主力に成長してきた。自動車向けや銀行向けのソフトウェア開発に定評があり、近年はロボットや自動運転など新分野のシステム開発に進出。ソフトバンクのヒト型ロボット『ペッパー』に搭載するアプリでも成功を収めています」(経済誌記者)

システナ本社が入る汐留ビルディング

 創業者である逸見氏は愛媛県出身で、千代田電算機専門学校を卒業。日東紡績やサンシステムの勤務を経て、IT黎明期の83年に「ヘンミエンジニアリング」を横浜市で設立した。02年にナスダックに上場し、04年に東証二部に上場。05年10月に東証一部への指定替えを果たす。その後は同業他社を吸収合併しながら年々規模を拡大し、10年7月にシステナに社名変更した。

〈今月は150で足ります〜!〉

 
システナ社員の「行動基準」

 同社HPには「経営理念」と「行動基準」が大きな文字でこう掲げられている。

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source : 週刊文春 2022年8月4日号

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