8月5日、米テキサス州の地裁は懲罰的損害賠償として人気司会者で実業家のアレックス・ジョーンズ(48)に4520万ドル(約61億円)の支払いを命じた。前日に言い渡された損害賠償410万ドル(約5億5000万円)と合わせ、賠償額は総計4930万ドル(約66億5000万円)という莫大なものとなった。
発端は、2012年にコネチカット州のサンディーフック小学校で26人が殺害された銃撃事件。ジョーンズはこの事件を「銃規制強化を目的としたでっちあげ」「証言をしている被害者遺族は役者だ」と主張。彼の意見を信じたネット番組視聴者が、遺族への嫌がらせを繰り返し、裁判へと発展した。
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source : 週刊文春 2022年9月1日号