「私は旧統一教会と関係ない」。小誌先週号の報道を受け、そう断言した岸田首相。だが、改めて政権を徹底検証したところ、教団との関わりが新たに浮かび上がってきた。7月の参院選、さらには同じ宏池会の林外相も――。
▶国会開きたくない岸田首相「俺には責任ない」
▶「日韓トンネルに共感」岸田後援会長に重大証言
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▶“ネパール隠し”で留任 山際大臣を庇う理由
▶統一教会擁護の国会質問をした広島選出議員
「本人が知らなかったのに、俺に責任はないだろ。社員1人が信者だからって、社長に責任があるのか。こじつけもいいところだ」
自らと統一教会(現・世界平和統一家庭連合)に関する疑惑を受け、周辺に珍しく感情を露わにしていたのは、岸田文雄首相だ。
小誌は8月23日昼配信の電子版で、首相の後援会「熊本岸田会」会長の中山峰男崇城大学学長が「日韓トンネル推進熊本県民会議」の議長を務めていた問題などを報道。日本と韓国をトンネルで結ぶ日韓トンネル構想は、統一教会の教祖・文鮮明氏が提唱し、悲願としたものだ。かつて国内でもトンネル掘削を名目に、信者から多額の献金が集められたこともある。
翌24日、新型コロナ感染のため、オンラインで記者団の取材に応じた岸田首相。その映像は機材の不調なのか、不可解なほどに緑がかっていた。首相は、
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source : 週刊文春 2022年9月8日号