黒く焼け焦げた建物の残骸――。山積みになった廃材を、2台の重機が急ピッチで仕分けていた。ここは北九州市小倉北区にある旦過(たんが)市場。4月19日と8月10日、立て続けに大規模火災に見舞われた、「北九州の台所」である。

 

 台風11号の接近に伴い、予定を3日早め9月2日からがれきの搬出作業を開始。風に飛ばされやすいトタン屋根や焼けた木材を選別していた。かつて飲食店街だったそこは原形を留めず、腐敗した食品の臭いが漂う。

初回登録は初月300円で
この続きが読めます。

有料会員になると、
全ての記事が読み放題

  • 月額プラン

    1カ月更新

    2,200円/月

    初回登録は初月300円

  • 年額プラン

    22,000円一括払い・1年更新

    1,833円/月

  • 3年プラン

    59,400円一括払い、3年更新

    1,650円/月

週刊文春 電子版 PREMIUMMEMBERSHIP 第1期募集中 詳しくはこちら

※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。

有料会員になると…

スクープを毎日配信!

  • スクープ記事をいち早く読める
  • 電子版オリジナル記事が読める
  • 解説番組が視聴できる
  • 会員限定ニュースレターが読める
有料会員についてもっと詳しく見る
  • 0

  • 0

  • 0

source : 週刊文春 2022年9月15日号