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ついに法的措置!「週刊文春」に見る公明党スキャンダル史

編集部コラム 第75回

「週刊文春」編集長

編集部コラム

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 報道でご存じの方もいるかもしれませんが、公明党が、「週刊文春」を訴えると発表しました。その記事とは、「《LINE入手》公明党が隠蔽した参院議員『凌辱セクハラ』」。

 今年の参院選で2回目の当選を果たした熊野正士参院議員は、知人の女性に対して、卑猥なLINEを送るなどのセクハラ行為を行っていました。被害女性によれば、熊野議員とのトラブルを、北側一雄副代表に相談。さらには、山口代表とも話したというのです。

 公明党は、熊野議員が入院して面会謝絶の状態にあり、話ができていないが、「事実であれば言語道断であり、議員辞職を求める」とコメントを出しました。しかし、北側副代表と山口代表はセクハラを全く知らず、「隠蔽」には当たらないとして、「週刊文春」に法的措置をとると発表したのです。

 公明党の今回の対応は、これまでと大きく違います。公明党のスキャンダル対応といえば、秋霜烈日。それは、私が“当事者”として身をもって知っています。

 時は2017年。公明党の長沢広明参院議員が、女性と不倫しているという情報が入ってきました。長沢氏は当時、復興副大臣。創価学会の選挙担当として知られ、大きな影響力を持っていた佐藤浩副会長と近く、党内で存在感が高まっている時期でした。

 張り込んでみると、議員宿舎に愛人女性を連れ込む大胆な不倫。日曜日に長沢氏を直撃しました。ところが、長沢氏は宿舎に女性を泊めたことを否定。ただ、写真が撮れていたので、こちらは自信満々でした。

 月曜日に長沢氏、公明党に質問状を送り、校了日の火曜日を迎えました。「書き」から原稿が来て、印刷所に入稿するべく、デスクの私が原稿の最終調整をしていたお昼前のことです。公明党から回答が届きました。そこには、長沢氏が事実を認め、責任をとって辞職すると書かれていました。直後に、長沢氏は記者会見して謝罪。参院議長に辞表を出して、議員辞職しました。原稿がゲラになる前に、辞めてしまったのです。右トップの記事でしたが、発売日の木曜日にはすっかり終わった話になり、雑誌は売れませんでした。

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source : 週刊文春

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