日本政治が激動した1990年代、主役の1人だった武村正義元官房長官が88歳で死去した。「ムーミンパパ」と呼ばれ「小さくともキラリと光る国」を主張したリベラルな面と、権謀術数を尽くすマキャベリストの面を併せ持つ政治家だった。
自治官僚から滋賀県八日市市長、滋賀県知事を経て86年に衆院議員に。自民党では安倍(晋太郎)派に属し、当選1回で「ユートピア政治研究会」を結成。政治資金の現状をぶちまけて脚光を浴びる。
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source : 週刊文春 2022年10月13日号