「フロリダで最もフレンドリーな村」に行ってきた。そこは、老人しか住んでいない「村」。でも過疎ではなく、毎年4500人も人口が増加し続けている。
フロリダ州のディズニーワールドがあるオーランドから車で1時間ほど走ると、「ザ・ヴィレッジズ(村の複数形)」の看板が出てくる。その看板をよく見るとⓇ(商標登録)のマークがある。村といっても不動産の商品名で、行政区画じゃないのだ。
ザ・ヴィレッジズは1960年代に高齢者向け建売住宅コミュニティとして開発が始まり、最初の入居者は8000人。それが現在、13万人にまで増え、全米最大の高齢者コミュニティになった。面積はニューヨークのマンハッタン島より大きくなり、今もあちこちで造成工事中だ。
「いつかはディズニーワールドに届くんじゃないかと言われてるのよ」
初回登録は初月300円で
この続きが読めます。
有料会員になると、
全ての記事が読み放題
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。
source : 週刊文春 2022年11月10日号