ここに1枚の写真がある。「気を付け!」の姿勢でピンと背筋を伸ばす黒いスーツ姿の男性。左胸には真紅の花が挿してある。2013年5月、自民党参院議員の馬場成志氏(57)である――。
統一教会(現・世界平和統一家庭連合)と政治家との関係は底なし沼の様相を呈している。
10月26日には、統一教会の友好団体が、国政選挙で自民党の国会議員に事実上の政策協定である「推薦確認書」を交わしていた問題で新たな動きがあった。消費者庁を所管する内閣府の大串正樹副大臣が署名していたことが発覚したのだ。
政治部記者が語る。
「山田賢司外務副大臣もその後、署名したことを明らかにしており、自民党国会議員計3人がすでに推薦確認書への署名を認めました。ただ、岸田首相は『本人から説明すべきものだと考える』と党をあげての徹底調査には否定的な姿勢です」
初回登録は初月300円で
この続きが読めます。
有料会員になると、
全ての記事が読み放題
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。
source : 週刊文春 電子版オリジナル