「適正な支出であることを確認しております」
小誌が11月22日正午配信のスクープ速報で報じた岸田文雄首相の94枚に及ぶ“空白領収書”問題。その2日後、首相はそう釈明したのだが……。
岸田政権の支持率低下が止まらない。共同通信が実施した世論調査では過去最低の33.1%を記録。中でも「遅過ぎ」との声が62%に上ったのが、寺田稔前総務相ら3閣僚の更迭だ。
「疲労が溜まっているのか、普段の会議では発言する時に噛むことが増えた。寺田氏を更迭した際には二度も『タケダ……、失礼、寺田』と言い間違いを重ねました」(政治部デスク)
11月21日、その寺田氏の後任となったのが、松本剛明総務相だ。実は、その陰で“タケダ大臣”誕生を阻止した人物がいる。
麻生副総裁に「会えませんか」
「麻生太郎副総裁です。後任には武田良太元総務相も取り沙汰されましたが、同じ福岡が地元で、犬猿の仲と言われる麻生氏が『ダメだ』と強く難色を示した。代わりに名前を挙げたのが、松本氏です」(同前)
もともと民主党議員の松本氏は菅直人政権で外相を経験。17年に自民党入りし、麻生派に入会した。
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source : 週刊文春 2022年12月8日号