プロパンガス事業を手掛ける「TOKAIホールディングス」（静岡県静岡市）は12月15日、経費の使い込みで鴇田（ときた）勝彦前社長（77）が解任された問題を巡る調査報告書を公表した。

「TOKAIは売上高約2100億円、東証プライム上場の一流企業。ところが182頁に及ぶ報告書に記されていたのは、数々の公私混同でした」（経済部記者）

　報告書によれば、鴇田氏は、家族や知人との会食や妻のマッサージ代、ゴルフ練習場代、相撲観戦代などを会社側に支払わせていたという。さらに、Kindleでも電子書籍を143冊購入していたが、大半が『鬼滅の刃』『黄昏流星群』などの漫画本で、〈趣味として購読していた可能性が窺える〉と指摘している。

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