「清く正しく美しく」がモットーの宝塚歌劇団。だが、その陰には、強大な権力を持つ演出家によるハラスメント行為によって、涙を流すタカラジェンヌやスタッフがいた。絢爛豪華なステージの“舞台裏”を明らかにする。
▶︎演劇賞受賞者が「一緒に裸で寝よ」「性処理をお願い」
▶︎トップスターを罵倒 トップ娘役に「顔でかいねん」
▶︎真矢ミキは擁護「彼はすごい人。劇団にとって必要」
「メリークリスマス! 世界中の人々が様々なクリスマスを過ごす中で、私は舞台の上からご挨拶することができ、なんて幸せで特別な日なのと思っております」
12月25日、タカラジェンヌの正装である緑の袴を身に着け、東京宝塚劇場の舞台に立った宝塚歌劇団・雪組トップ娘役の朝月希和(あさづききわ)は、満面の笑みで最後の挨拶を終えた。
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source : 週刊文春 2023年1月5日・12日号