「早くも赤旗の記者の間で話題になっているようです」
そう語るのは、ジャーナリスト・編集者であり、現役の共産党員の松竹伸幸氏(67)。彼の1月19日に発売される著書「シン・日本共産党宣言」が党内に激震を生んでいるのだ。
共産党本部で政策委員会メンバーとして安全保障や外交の責任者を務めたこともある松竹氏。2006年に党本部を退職し、現在は「ヒラ党員」。著書のサブタイトルにはこうある。
〈ヒラ党員が党首公選を求め立候補する理由〉
政治部記者が解説する。
「共産党のトップの肩書は『幹部会委員長』で、約200人の中央委員会が決めることになっている。あらゆる議案がほぼ『全会一致』で決まります。志位和夫氏(68)は00年から22年も代表を務めていますが、その間、党首選が行われたことは1度もありません」
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source : 週刊文春 2023年1月26日号