ロシアのプーチン政権が揺れている。原因は、軍の幹部と“傭兵”を持つプーチン側近たちの権力闘争だ。
1月11日に侵攻作戦を指揮してきた軍部強硬派のスロビキン総司令官が解任された。スロビキン将軍は、2011年に始まったシリア内戦において、残忍な殺戮作戦を行い「アルマゲドン将軍」の異名を取った。そのため、民間軍事会社「ワグネル」創設者のプリゴジン氏やチェチェン共和国のカディロフ首長ら傭兵部隊指揮官たちからも強く支持されてきたのである。しかし、彼は任を解かれ、ゲラシモフ参謀総長の兼務とされた。
初回登録は初月300円で
この続きが読めます。
有料会員になると、
全ての記事が読み放題
コメント機能も使えます
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。
source : 週刊文春 2023年2月9日号