小誌は2月2日発売号で、営利目的略取と監禁の容疑で逮捕された男が、三菱電機前社長の息子だった事実を報じた。この息子が経営する会社を調べると、そこには父親の“濃い影”が――。
まずは杉山玲央容疑者(30)が起こした事件を社会部記者が解説する。
「杉山は昨年6月、自身が経営するスポーツジムの男性会員を車で連れ去り、滋賀や京都のゲストハウスに監禁。『逃げたり、嘘をついたりしたら家族を殺す』と脅して頭部を踏みつけるなどの暴行を加え、約1億円に相当する暗号資産を奪った。杉山は8人の犯行グループの主犯格とされる」
2015年春、杉山は業務用空調機器の販売を中心事業とする三菱電機冷熱機器販売に新卒で入社。当時、父親の杉山武史氏(66)は親会社である三菱電機の常務執行役だった。
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source : 週刊文春