「あの夜、彼はやたら上機嫌でした。若い女性たちから『キッシーの息子だよ』と持ち上げられると、杯を重ねていき――」
小誌にこう証言するのは、岸田文雄首相の長男、翔太郎秘書官(32)の飲み仲間だ。
翔太郎氏が政務担当の首相秘書官という要職に就いたのは、昨年10月4日。政治経験が無い長男の起用に、後継者に据えることを念頭に置いた“箔付け人事”との非難が集まった。
「更に1月下旬には『週刊新潮』が、翔太郎氏が海外で公用車を使用して世界遺産を観光したり、閣僚へ土産を購入していた疑惑を報道。首相は『民主党も秘書官が土産を買っていた』と周囲に不満をコボしていますが、野党からは『公私混同』と批判の声が上がり、国会でも追及を受けています」(政治部記者)
後援会の相談役で、首相の後見人とも呼ばれる林正夫・元広島県議会議長によれば、翔太郎氏は2月初旬、地元で開かれた後援会の幹部会に顔を出したという。
「淡々とした様子で『私の問題で皆様にご心配をおかけしています。写真は撮りましたが、切符を買って中に入ったり、観光はしていません』と説明していました」(林氏)
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source : 週刊文春 2023年2月16日号