習近平国家主席にとって武漢は「鬼門」なのかもしれない。武漢は新型コロナの発生地として国際社会の対中不信を強め、昨年末のゼロコロナ政策への反発による「白紙運動」で威信低下を招いた。
今回は武漢市の医療制度改革に反対するデモである。2月8日に数千人、15日にも1万人が市中心の公園などに集結したとされる。白紙運動との違いは、前者が若者中心だったのに対して、今回は60歳以上の退職した高齢者が中心なので、白の字を重ねて「白髪運動」とも呼ばれている。
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source : 週刊文春 2023年3月2日号