亡き人への思いを託した風船が子供たちの手から離れると、空を漂い、ゆっくりと舞い上がった。
東日本大震災で700人以上が犠牲となった宮城県名取市閖上地区。3月11日、震災資料館「閖上の記憶」で「追悼のつどい」が開かれ、約400人が祈りを捧げた。2013年から開催されているこの追悼行事には、全国から参加者が毎年集まっているという。同資料館で館長を務める小齋正義氏が語る。
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source : 週刊文春 2023年3月23日号