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「“消費期限切れ”の魚をお客さんに…」3人の従業員が告発する「1皿100円」はま寿司”店舗運営の実態”

「週刊文春」編集部

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「これでは安くて新鮮なお寿司を楽しみに来てくれるお客さんへの裏切り行為です」

 

 そう憤るのは、大手回転寿司チェーン「はま寿司」の従業員A氏である。

 はま寿司は、北海道から沖縄まで全国に575店舗を構え、店舗数ではスシローに次ぐ2位。売上高は1000億円を超え、「1皿100円」を売りにスシロー、くら寿司に次ぐ3位と、回転寿司業界で激しく鎬を削っている。親会社は「すき家」などで知られる外食大手のゼンショーホールディングスだ。社長の小川賢太郎氏は「世界から飢餓と貧困を撲滅する」との理念を掲げ1982年にゼンショーを創業。すき家では一時、「牛丼並盛り270円」などの価格破壊を武器に、シェアを伸ばしてきた。しかし、一代で業界大手に上り詰めた裏では過去にも問題が報じられてきた。

「2014年にすき家のワンオペに反対した従業員の大量離職問題がありました。昨年1月にも名古屋のすき家でワンオペ勤務中の女性が倒れ、その後死亡するなど、同社の労働環境は度々問題視されてきた。一方で、4月から正社員の給与を平均9.5%引き上げ、大卒の初任給も25万円とするなど、今後『人への投資』を進めると発表しています」(経済紙記者)

はま寿司

 そんなゼンショー傘下のはま寿司の従業員から、今回告発の声が寄せられた。

「うちの店舗では、店長の指示のもと、長年にわたって使用期限(消費期限)切れのネタの使用やラベルの改ざんが行われてきました」

 こう訴えるのは、冒頭のA氏。福島県にある「はま寿司 郡山堤店」の従業員である。

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source : 週刊文春

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