月に数億円の損害の可能性も…三菱ふそうが生産ロスに追い込まれた外資系部品メーカー大幅値上げ【全舞台裏】

「週刊文春」編集部

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「最近、三菱ふそうが十分な生産をできず、顧客からの受注制限をかけているとは聞いていました。世界で需給がひっ迫している半導体の供給難が原因かと思っていましたが、まさかこんな理由だったとは……」

 

 こう嘆息するのはトラックやバスなどの生産を行う大手商用車メーカーの幹部だ。

 いま日本の大手商用車メーカーが、強力な“外圧”にさらされているのだという――。

 中でも日本の普通トラック市場は、いすゞ自動車、日野自動車、三菱ふそうトラック・バス(以下、三菱ふそう)、UDトラックス(いすゞ自動車の子会社)の4社で100%のシェアを占めている(一般社団法人 日本自動車販売協会連合会調べ)。

三菱ふそうトラック・バス 松永和夫取締役会長(同社のHPより)

 その4社に部品供給を担うメーカーの一つが、ドイツ系企業の「クノールブレムゼステアリングシステムジャパン」(以下、クノール社)だ。

 前出の幹部が語る。

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source : 週刊文春

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