「嘘ばかりついて、あり得んやろ。本人が自覚していないとしか言いようがない。そんなのバカやん……」
こう憤るのは、長崎県立壱岐高校に通う男子生徒。離島留学生でもある彼が、怒りを向ける相手は――。
九州本土から北に約20キロ、玄界灘に浮かぶ長崎県壱岐島(いきのしま)。3月1日夕方、壱岐高校2年の椎名隼都(はやと)君(17)が行方不明となった。
「椎名君は茨城県出身で、壱岐市の『いきっこ留学制度』を利用し、中学2年の9月に市内の中学校に転入。里親であるAさんの家で暮らしながら中学、高校に通っていた」(椎名君の友人)
壱岐高校はその日、3年生の卒業式だった。
「離島留学生の3年生たちは、卒業式の後、最終フェリーで本土へ帰る。椎名君はフェリーが停泊する郷ノ浦港に彼らを見送るため出かけたが、『傘とマスクを忘れた』と1人で帰宅。再び出かけた直後から姿が見えなくなった。服装は白と紺のボーダーニットに紺のジャージズボンの軽装でした」(地元住民)
初回登録は初月300円で
この続きが読めます。
有料会員になると、
全ての記事が読み放題
コメント機能も使えます
キャンペーン終了まで
-
月額プラン
1カ月更新
2,200円/月
初回登録は初月300円
-
年額プラン
22,000円一括払い・1年更新
1,833円/月
-
3年プラン
59,400円一括払い、3年更新
1,650円/月
オススメ!期間限定
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。
有料会員になると…
世の中を揺るがすスクープが雑誌発売日の1日前に読める!
- スクープ記事をいち早く読める
- 電子版オリジナル記事が読める
- 解説番組が視聴できる
- 会員限定ニュースレターが読める
source : 週刊文春 2023年4月6日号