開戦から1年が経ったロシアとウクライナの戦争。いまだ強気の姿勢を崩さないロシアのプーチン大統領を待ち受ける運命は――。

 目下、注目はウクライナによる反攻作戦だ。温存してきた戦力を一気に繰り出すとされる。元読売新聞モスクワ支局長の古本朗氏が解説する。

「すでにアメリカがエイブラムス戦車を31台供与し、ウクライナ軍に対し運用訓練を10週間ほど行うと発表しています。訓練が終わり次第、戦線へと投入されるでしょう。他方、ロシア軍は約60年前の旧ソ連軍の戦車であるT-62を使っているとの情報も出てきていて、戦力の枯渇が指摘されます」

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source : 週刊文春 2023年5月4日・11日号