「FC(フランチャイズチェーン)店舗を作ったら終わり。本部はその後ほとんど何も対応してくれません。自己責任といえばそうかもしれませんが、努力ではどうしようもないこともあるんです……」
こう語るのは、全国にチェーン展開する和風スイーツ専門店「とろり天使のわらびもち」のあるFC店の現役オーナーA氏だ。
「週刊文春」はこれまで全国に多くの店舗を抱える食品チェーンで、FC店が次々と閉店に追い込まれている実態を報じてきた。
「高級『生』食パン」で知られる「乃が美」のFCオーナーたちは「ほぼ全店で赤字」と小誌に告発。店舗が次々と閉鎖に追い込まれていく中、FCオーナーと本社の間で裁判所を巻き込んだ“泥沼内紛劇”に発展していた。“インスタ映え”する断面が若者に人気のフルーツ大福の「弁才天」のFCオーナーたちは「3000万円にも上る初期費用が回収できない」。人気に翳りが見え始めた最中に創業社長は退任。全国で閉店が続く中、複数のオーナーが「先行きが見えない」と途方に暮れていた。
今回、新たに別の食品チェーンの複数のFCオーナーたちが小誌に悲痛な現状を訴えた。冒頭の「とろり天使のわらびもち」である。
店舗数が200→152→146…いったい何が?
とろり天使のわらびもちは、2020年8月に大阪市北区に1号店を出店。
「目玉商品はトロトロとした食感が特徴の『生わらびもち』。大阪の店舗でアルバイトをしていた女子高生がわらびもちの柔らかさに着目して考案した『飲むわらびもち』も人気があります。YouTuberのヒカルやラファエルなど有名インフルエンサーが宣伝したり、テレビや雑誌のメディア掲載に力を入れたりすることで知名度を上げてきました」(Webメディア記者)
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source : 週刊文春 電子版オリジナル