6月8日、広島で開催されたG7サミットに参加したカナダのジャスティン・トルドー首相(51)が、サミット最終日に原爆資料館を再訪していたことが報じられた。サミットは5月19日、各国首脳が揃って資料館を見学するところから幕を開け、トルドーは「核兵器の恐ろしさを再認識させる重要な場所だ」とコメントしていた。その2日後に、トルドー側の申し入れにより再訪したのだ。
トルドーは、1971年生まれ。彼の父でカナダ戦後史に残る宰相ピエール・トルドー元首相は、60年代に同性愛や中絶の合法化、寛容な移民政策を導入するなど、現代カナダの礎を築いた人物。トルドーは「父は問題から逃げるのではなく、立ち向かうことを教えてくれた」と回想している。
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source : 週刊文春 2023年6月22日号