3月初旬、春の訪れを拒むかの如き黒ずくめの男は、居心地の悪さを隠さなかった。なにせここは夢の国ディズニー。本来、こんな仏頂面などお呼びでない。
せがまれて来たものの、“家族”との休日には気を遣う。黒縁眼鏡で少しばかりの変装も、やはり落ち着くはずもない。木原誠二内閣官房副長官(53)の複雑な胸中には目の前の海(シー)より深い訳がある。
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source : 週刊文春 2023年6月22日号