プラハを舞台にした恋愛小説『存在の耐えられない軽さ』などで知られるミラン・クンデラが11日、94歳で逝去した。写真は1978年、妻のヴェラと自筆の絵画とともに写った一枚である。
現在のチェコで生まれたクンデラは、68年に共産党政権下で起きた民主化運動「プラハの春」を支持したが、運動がソ連軍などの侵攻によって挫折すると著作は発禁処分を受ける。75年からはフランスに渡り、創作活動を続けた。
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source : 週刊文春 2023年7月27日号