「社会復帰できたら、二度とこのような過ちを犯さないようにしたいです」
7月31日、東京地裁の512号法廷。短髪に黒いTシャツ、モスグリーンのハーフパンツ姿の宮沢優樹被告(22)は、ずんぐりとした体を丸め、消え入りそうな声で証言した。「ルフィ事件」を解明するキーマンの一人は、いかに悪党の走狗と成り果てたのか。
司法担当記者の解説。
「宮沢は昨年4月から6月にかけ、特殊詐欺の“受け子”として暗躍。正体不明のルフィの指示を受け、警察官や金融庁職員等に成りすまし、高齢者宅を訪れてはキャッシュカードを騙し取っていました」
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source : 週刊文春 2023年8月17日・24日号